めざめ的「健康」への考え

めざめ的「健康」への考え

「健康でありたい」と思うことは、人間にとって自然なことです。
食べ物も、食の情報にも溢れている現代。健康をうたった食も、日常の中でたくさん目にします。
しかし、その「健康」とは一体何でしょうか?

「健康」を追い求めると、「五体満足、痛い痒いがひとつもなく、タフでびくともしない、いつ何どきでも絶好調なスーパー人間」にこそ価値がある、という発想になりがちです。
めざめでは、そうではなく「『自分にとって総合的に見て心地良いと思う状態』を知り、実践しようとする」ことが大事だと思っています。

主宰の坂本はかつて、ある食事による健康法・思想を学びました。
もともとは、自身の心身の不調の改善のため、「食べ物とからだの関係を知り、のびのびと生きたい」というところから始めました。
しかし、学べば学ぶほど、健康とされる「あるべき姿」が非常に狭く、それが「自然の摂理」であると諭され、違和感を感じました。
また、その中で健康を目指せば目指すほど、間違った導きにより、結果的に体も心もさらに蝕まれていったのです。今ではすっかり元気になりましたが、身体機能が回復するまでには大変な苦労をしました。

自分の健康を取り戻すために試行錯誤していく中で、「いったい健康とは何だろう」という問いを常に持ち合わせながら、食と健康・料理を探究してきました。
そんな経験が、めざめを始めるきっかけのひとつとなっています。

めざめの受講者さんの中には、主宰・坂本と同じような経験をした方もいらっしゃいますし、他にも、食べること・料理をすることに難しさを感じている方のサポートも行っています。
障害や疾患、食事制限をお持ちの方、なかなか外に出づらい方のところにも、おうかがいしています。
(原則、召し上がる方が受診されている医療機関の指導に基づいたレッスンをしております)

「絶対病気にならない・体調を悪くしないための人生」の追求はしません。
でも、今の自分よりちょっとラクになるために、食が役に立つことが大いにあります。

今ここに居る自分と、もっと仲良くなる食生活を。
そのお手伝いをするのが、出張料理教室めざめです。